autoproxy


最近の Web ブラウザには、プロクシの自動設定をサポートしているものが 多くあります。この機能は Netscape Navigator 2.02 で導入され (リリースノーツ Windows 版Macintosh 版UNIX 版)、他のブラウザにも取り入れられてきました。

設定ファイルは通常、プロクシサーバの管理者が作成し、 プロクシサーバの利用者がアクセスできる内部 Web サーバ (イントラネット Web サーバ)に配置します。 管理者は設定ファイルへの URL を利用者に告知し、 利用者はその URL を各自のブラウザの、 プロクシサーバ自動設定 URL の項目に設定します。

設定ファイルの仕様 は Netscape によって文書化されています。 実際には JavaScript ファイルですが、MIME タイプを application/x-ns-proxy-autoconfig として返す必要があります (そのため「pac」のような独特の拡張子がよく使われます)。 ブラウザの設定を変更するための特殊な関数などは存在しません。 ブラウザは関数 FindProxyForURL を呼び出すので、 プロクシサーバを指定する文字列を返すよう、この関数を定義するだけです。 JavaScript なので、必要なら様々なロジックを組み込むこともできます。 CGI 等で動的に生成することもできますが、その必要はほとんどないでしょう。


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