DNS クライアントとしての設定は /etc/resolv.conf と /etc/nsswitch.conf で記述します。DHCP で自動的に設定することもできます。
/etc/resolv.conf の記述は、他の UNIX 系 OS とほぼ同じです。典型的な例を以下に示します。
nameserver 192.168.2.5 nameserver 192.168.1.3 domain nag.notwork.org
nameserver は 3 つまで指定できます。 (複数指定時の接続先について追加予定)
NetBSD では名前解決に /etc/hosts,DNS,NIS を使用できます。これらの優先順位は /etc/nsswitch.conf で設定します。ただしホスト名解決の優先順位は デフォルトで /etc/hosts,DNS の順になっているので、 ほとんどの場合は変更する必要はないでしょう。
ネットワーク設定に DHCP を使用する場合、 DHCP で得られた情報に従って /etc/resolv.conf が自動的に書き換えられます。
詳しくは DHCP クライアントのページを参照してください。
PPP 接続で DNS サーバのアドレスを得るためには、
pppd
の設定ファイルに
usepeerdns を加えます。
詳しくは ダイヤルアップ PPP で接続 のページを参照してください。
PPPoE 接続で DNS サーバのアドレスを得るためには、
pppoectl
コマンドの引数に query-dns
を加えます。
結果は、接続後に改めて引数 -n
をつけて
pppoectl コマンドを実行すると取得できます。
詳しくは PPPoE で接続 のページを参照してください。
モバイル環境で複数のネットワークを移動する場合、 DNS 設定には注意が必要です。 NetBSD の DNS ライブラリは、プロセス起動時にしか設定を読みません。 したがって /etc/resolv.conf を書き換えても、 既に起動しているプロセスには反映されません。 (対応策追加予定)